--- 妖怪図説 ---
怪異、妖怪の絵■現在74枚
【あ】
垢嘗（あかなめ） 風呂桶や風呂にたまった垢を嘗める
足長 手長（あしなが てなが） 足長が手長を背負い、手長が魚を獲る
小豆とぎ（あずきとぎ） 川で小豆を洗う音をたてて気をとらせ、川へ落とす
油取り（あぶらとり） 子供をさらい、その体を絞って油を取る
縊鬼（いつき） 首をくくらせる
以津真天（いつまで） 死体の周りで「いつまでもいつまでも」と鳴いた
茨木童子（いばらきどうじ） 酒呑童子の舎弟で、渡辺綱と戦った
牛鬼（うしおに） 海岸に現れ、浜辺を歩く人間を襲う
姑獲鳥（うぶめ） 死んだ妊婦の妖怪
煙羅煙羅（えんらえんら） 煙の妖怪
おとろし（おとろし） おどろおどろしい
陰摩羅鬼（おんもらき） 新しい死体の気が変化して生まれたもの
【か】
獬豸（かいち） 羊に似た一角獣で、争いの場に現れ、理のない方を角で突く
元興寺（がごぜ） 元興寺に出たという鬼
火車（かしゃ） 葬式などから死体を奪う
河童（かっぱ） 川や沼に住み、相撲とキュウリが好き
鎌鼬（かまいたち） 倒し、斬り、薬を塗る
唐傘お化け（からかさおばけ） 古い傘が変化した妖怪
川獺（かわうそ） 酒が好きで、よく人を化かす
狂骨（きょうこつ） 井戸に捨てられ白骨化した死体の妖怪
清姫（きよひめ） 思いを寄せた僧に裏切られた少女が激怒のあまり蛇身に変化した
麒麟（きりん） 殺生を嫌い、仁の世に現れる神獣
管狐（くだぎつね） 飯綱使いが管の中にいれて使役する妖怪
件（くだん） 人面牛体で未来を語る
首切れ馬（くびきれうま） 背に神を乗せていて、出会うと怪我をする
黒塚（くろづか） 安達ヶ原に住んでいた鬼婆
窮奇（きゅうき） 争いを好み、悪い方に獣を贈る
旧鼠（きゅうそ） 長い年月を生き、化けた鼠の妖怪
ゲド（げど） 非業の死を経た怨霊、憑き物
小玉鼠（こだまねずみ） 大きな音を鳴らす
蠱雕（こちょう） 赤子の泣き声を真似、人をおびき寄せて喰う
渾沌（こんとん） 善人を忌み嫌い、悪人に媚びる
【さ】
覚（さとり） 人の心を見透かす妖怪
酸與（さんよ） 現れるとその国に恐慌がおこる
蛇帯（じゃたい） 枕元に帯を置いて寝ると蛇の夢を見る
酒呑童子（しゅてんどうじ） 大江山に住み京を荒らした鬼で、源頼光に退治された
猩猩（しょうじょう） 賢く、酒を飲む
絡新婦（じょろうぐも） 美しい琵琶の音で男を誘い、喰う
白溶裔（しろうねり） 古い雑巾の妖怪
人面瘡（じんめんそう） 人の顔をした腫物
戦場ヶ原（せんじょうがはら） 男体山の神と赤城山の神が争い、男体山の神が勝利した
【た】
太歳（たいさい） 死なずの仙薬の材料で、祟り神
だいだら法師（だいだらぼっち） 山をも跨ぐ巨人
提灯お化け（ちょうちんおばけ） 古い提灯が変化した妖怪
提灯小僧（ちょうちんこぞう） 人が死んだところに現れる
鉄鼠（てっそ） 恨みを持って死んだ高僧が化けた姿
手の目（てのめ） 両手に目が付いている
天狗（てんぐ） 空を飛び仏道を妨げる魔縁
檮杌（とうこつ） 常に天下の平和を乱そうと考えている
百目鬼（どうめき） 宇都宮に現れた鬼で、藤原秀郷に退治され、智徳上人にさとされた
【な】
人魚（にんぎょ） その肉を食うと千年の時を生きることができる
鵺（ぬえ） 御所に現れた正体上明の生き物で、源頼政に退治された
塗壁（ぬりかべ） 夜道を歩いていると見えない壁にぶつかることがある
猫又（ねこまた） 長い年月を生き、化けた猫の妖怪
野槌（のづち） 槌に似た蛇で、草木の精
【は】
獏（ばく） 人の夢を食べる
白面金毛九尾の狐（はくめんこんもうきゅうびのきつね） 討たれた妖狐は殺生石となり周囲を苦しめたが、玄翁和尚に破壊された
一つ目小僧（ひとつめこぞう） 豆腐が好物
一つ目入道（ひとつめにゅうどう） 目が一つしかない大入道
風神（ふうじん） 風邪を引く
二口女（ふたくちおんな） 頭にもう一つの口を持つ女
【ま】
舞首（まいくび） 三人の武士が首になっても争っている
面霊気（めんれいき） 古い面の妖怪
目目連（もくもくれん） 障子に目あり
【や】
八咫烏（やたがらす） 神武天皇を導いた神鳥
夜刀神（やとのかみ） 谷に住んでいた、滅ぼされた一族
八岐大蛇（やまたのおろち） 八つの頭と尾を持つ大蛇で、スサノオに退治された
雪女（ゆきおんな） 雪山に現れ、人を凍死させる
【ら】
雷獣（らいじゅう） 雷の中にいる
雷神（らいじん） 蚊帳に逃げ込むと良い
龍（りゅう） 天を統べる神獣
ろくろ首（ろくろくび） 寝ている間に首が飛んでいく
【わ】
わいら（わいら） 畏?
笑い般若（わらいはんにゃ） 笑いながら人を食べる
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